お墓に刻む文字、書体はどのようにすれば良いのか、と迷うところだと思います。 書体には楷書体、行書体、隷書体、ゴシック体等がありますが、お墓の文字として使われるのは、わかりやすい楷書体が一般的です。 また、墓石の文字には旧字が使われることがありますのでご留意ください。(たとえば「誉」と「譽」、「寿」と「壽」、「辺」と「邊」)。 弊社には専属の書家がおりますので、まずはご相談ください。
昔の個人墓の場合には、個々の戒名や、本名を墓石の正面に刻むのが一般的でした。 しかし、近年の墓石はほとんどすべてが家族墓のため、和型墓石の場合では「○○家之墓」、洋型墓石の場合では、横に「○○家」と家名を彫刻するのが一般的です。 このほかに家名を彫刻する場合に、以前は和型墓石に「○○家先祖代々之墓」、また「○○家累代之墓」などと彫刻する場合もありましたが、文字数が多いため文字の大きさが小さくなるので最近ではほとんど行わなくなりました。
家紋のルーツは、平安朝の王朝貴族が牛車や衣服に好んで用いた文様とされていました。 鎌倉初期に至り、武士団が同族の連帯感を表徴する印として、旗や幕などに用いたのが武家紋の始まりで、南北朝の争乱から戦国時代を経て、同族のシンボルでもあった紋章は、やがて家や個人をあらわす家紋となりました。
※墓名に刻む家紋は和型では水鉢に、洋型では花立に刻むのが一般的です。
こうした家紋のほかに、江戸中期ごろより台頭した町人社会にも歌舞伎芸能と結びついた家紋が普及していきました。 わたしたちは、現代生活にあって家紋との関わりは少ないのですが、家紋を通じて自分自身のルーツを調べることも面白いのではないでしょうか。